神さまのお話  (6)

弟子たちの目の前でご昇天されるイエズスさま  イエズス・キリストさまは、お亡くなりになってから三日目の朝、そのくらい墓穴の中から、出られました。イエズスさまのお墓を守る番兵たちは、びっくりして、地にたおれて、そして何もできませんからにげてしまいました。
 それからイエズス・キリストは、自分の弟子たちのところに現れて、その後四十日の間、たびたびその弟子たちと食事をなさいまして、また、皆にお話して、散歩もともにして、自分がたしかによみがえったということを確実に、しょうこだてようとなさいました。
 イエズス・キリストさまは、ほんとうに美しい姿で、その暗い墓穴から出られました。マリアさまとイエズスさまの弟子たちが、イエズスさまの死体を、お墓におさめました時は、その死体は傷だらけでした。しかし、イエズスさまが御復活なさってからは、その手足の釘きずと、み胸の、槍きずだけはまだ見えました。しかし、みにくいものではありませんでした。美しく光りかがやきました。あとの傷は、きれいになおっておりました。
 イエズスさまは、こうして四十日の間、その弟子たちとお暮らしになって、このカトリック教会の土台をかためて、その弟子たちの信仰をかためて、それから自分の仕事が終わりましたから、その弟子たちをオリベトという山の上につれていって、最後のお話をなさいまして、それから皆の前で、しずしずと天にお昇りになりました。

 イエズスさまの最後のおことばは、聖書にちゃんと記録してあります。イエズスさまの遺言ですけれども、このおことばです。「あなた方は、どこの国にも行って、私のおしえをつたえなさい。信じて洗礼をうけるものは救われる、信じない者、罪のまま死ぬものは地獄にゆくほかしかたがありません」とおっしゃって、それから天にお帰りになりました。
 イエズスさまの弟子たちは、イエズスさまのご命令どおり、イエズスさまのみ教えをおしえに出かけました。方々あるいて、いくつもの国をまわってイエズスさまのみ教えをひろめましたから、今のところでは、世界の三分の一の人間がキリスト教です。三分の一の人が、イエズス・キリストさまの洗礼をうけております。

 日本におきましては、まだまだ信者の数がすくのうございます。しかし昔は、徳川時代の前にはわりあいに、たくさんの信者がおりました。徳川時代の前には、二十何人のお殿さままでも、キリストの洗礼をうけておりました。
 しかし後、迫害のため、たくさんな信者が殺されました、そして、最近まで日本においては、まだまだキリスト信者の数はすくのうございますけれども、これからは、必ずふえるとおもいます。イエズス・キリストさまも、そういうことを予言なさいました。「自分の教え、自分の定めた宗教、ほんとうの天国ゆきの道はすべての人に知られるようになるでしょう」とおっしゃいました。

 つぎからつぎに、信者の数がふえつつあります。私どももやはり、イエズス・キリストさまのみ教えを耳にしたらすぐに、けんそんに頭を下げて、私もキリストさまに従いますと約束しなければなりません。神さまは私どもの親の親の、一番の親です。宗教を定めるのは、それは人間のしごとではなく、神さまご自身の仕事です。神さまのおんひとり子イエズス・キリストさまは、わざわざこの地上におくだりになって、はっきり私どもに天国ゆきの道をおしめしになりました。
 もし、私がみなさまの家にゆきたいなら、皆さまに地図を書いていただいたら、一番たやすく皆さまのお宅にゆくことができるでしょう。それと同じように、もし、天国にゆきたいなら、天国からこられた方の書いた地図にしたがえば一番安全とおもいます。天国に行ったことのない人の書いた地図は、あてになりません。天国からこられた方は、イエズス・キリストさまのみです。イエズス・キリストさまは、私どもに天国ゆきの道を示すがため、わざわざこの世にお生まれになりました。その地図はちゃんと聖書に書いてあります。聖書のことばをおよみになりましたら、大体わかります。

 

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