神さまのお話  (4)

神殿から商売人を追い出すイエズスさま  死んでから私どもは、いつまでも天国か、地獄かにおります。もし死ぬとき、私どもの魂に罪の汚れがありましたら、大きな罪をおかして、そして、その罪のまま死にましたら、私どもは、ぜったい、神さまのうつくしいみ国、天国に、極楽にゆくことはできません。神様は、もっともきれいずきなおかたです。罪の汚れがあれば、神さまのうつくしいみ国に入るゆるしがありましても、そういうかたは、神さまのそばになかなかゆきたくたいでしょう。はずかしいから。

 イエズス・キリストさまは、神さまとして、私どもの不滅な魂をすくうがために、わざわざこの世にお生まれになりました。イエズスさまはたくさんな、気のどくなかたの肉体も魂もおたすけになりましたから、ひじょうに一般の人から尊敬されました。人気がありました。けれども、不幸にして、イエズスさまが、お生まれになって国の知識階級の人、また、ぜいたくにくらしていた人たちは、イエズスさまにたいして、ねたみの心をおこしました。イエズスさまは、神さまとして、えらい人たちもおとがめになりました。えらい人たちも罪の生活をしておりましたら、イエズスさまはえんりょなく、そういう人たちもおとがめになりました。その国のえらい人たちは、ひじょうに悪い生活をしておりました。ぜいたくにくらしていて、貧しい人に仕事をさせてもあまり給料をはらわないで、あるいは数人のめかけさんをもっていたり、罪の生活をしておりましたから、イエズスさまは、そういう人たちをかならずおしかりになりました。そこでその人たちは、たいへん腹をたてて、そして心配しながら、このイエズス・キリストが、一般の人のまえで自分をしかりましたら、自分の位があぶなくないかとおもって、そして、イエズスさまをなきものにしようと考えました。

 しかしイエズスさまはべつに心配せずに、しずかに自分のはたすべきしごとをおつづけになりました。何回もイエズスさまを殺そうと思いましたけれども、イエズスさまのお仕事がまだ完成されないうちは、その人たちは、なかなかイエズスさまを手にかけられませんでした。

 

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