神さまのお話  (3)

多くの病人を癒すイエズスさま  イエズス・キリストは、三十才になるまで、べつにかわったことをなさいませんでした。しずかな生活をして、自分の養父のおてつだいをして、ヨゼフさまは大工さんでしたから、イエズスさまも大工のしごとをずっと三十才までなさいまして、それから、三十才から三十三才までおおやけの生活をなさいました。イエズスさまの公生活、おおやけの生活は三年間だけでございましたけれど、その三年のうちに偉大なるおしごとをなさいました。町から町、村から村にかけまわって、かわいそうな人、肉体的にこまっているかたをお助けになりました。
 その時代の、ユダヤの国には、たくさんな、らい病人もおりましたが、ある日のこと、イエズス・キリストさまは、十人のらい病人に「なおれ!!」と一つだけのことばをかけたら、その十人はみごとになおりました。
 またイエズスさまは、耳のきこえない人とか、あるいは足のたてない人、あるいは中風にかかっているかたがた、そういうきのどくなかたも、よくおなおしになりました。なにもお薬をつかわずに、ただ一ことばかけたら、その人たちはきれいになおりました。

 やはり、イエズス・キリストさまは、神さまですから、神さまはなんでもできないことはございません。もし、イエズス・キリストさまにそういう力がなかったらイエズス・キリストは、神さまではありません。
 神さまは、私ども人間の肉体も、私どもの魂もおつくりになったかたです。たとえば、一人の大工さんが、一軒の家をたてたとします。のちに、その家が台風のためにすこしいたみましたら、そのかたは、材料があれば、その家をなおすこともできるでしょう。それとおなじように、イエズス・キリストさまは神さまとして、すべての人の肉体も、すべての人の魂もおつくりになったかたです。私どもの肉体、あるいは魂がいたみましたら、イエズス・キリストさまは、私どもの魂も、私どもの肉体もなおす力があるはずです。神さまのことですから。
 イエズス・キリストさまが、この世にお生まれになったのは、もちろん私どもの魂をなおすでした。イエズスさまは、三年の間、かず多くの人の肉体をおなおしになりましたけれども、もちろん、その人たちは、一時てきはたいへんよろこびましたけれども後に、またべつの病で、あるいは老衰のため、なくなりました。あるいは、八十才でなくなりましても、百才で死んでもたいしたちがいじゃありません。たいせつなのは、死んであとからのことです。

 

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